​SPII編集部

  • マインドフルネスガイド いとうみのる

~マインドフルネス〜内から湧き起こる幸福感☆OrganicHappiness♡Vol.12


みなさま、はじめまして。マインドフルネスガイドのいとうみのるです。このコラムでは、今、注目されているマインドフルネスの考え方や効果、実践法について、お伝えしていきたいと思います。マインドフルネスで、心を整え、自分を整えていくと、周囲の環境や人間関係も整っていきます。仕事や家事の生産性を高め、内から湧き起こる幸福感に満たされ、シンプルで自分らしいライフスタイルを構築していきましょう〜。どうぞよろしくお願いします。

Vol.12では、先日参加したリトリートについてお伝えいたします。

心のリセット〜建長寺リトリート〜

みなさまは、リトリートという言葉をご存知でしょうか。直訳すると「退却する」という意味になりますね。最近では仕事や日常生活を離れ、自分と向き合う時間や新しい体験を通して心身をリフレッシュするという意味で使われます。

私は、10月6日〜8日、禅の発祥の地と言われる北鎌倉の建長寺でリトリートに参加しました。普段は一般客の入場が許されない建長寺内の施設を開放していただいて、お坊さんさながらの生活を体験してきました。とても刺激的でしたので、この体験をリポートさせていただきますね。

(月光の暗がりの中)

まずは、朝4時に起床します。当然目覚まし時計などはないのですが、お坊さんが「開床(かいじょう)」と目覚めの合図を告げてくれます。月光の暗がりの中、黙々と朝の支度をして4時半から方丈と呼ばれる広間で、1時間ほど座禅を組み心を整えます。うっすらと浮かび上がる朝のお月様と手入れの行き届いたひっそりとしたお庭を眺めがら歩く瞑想をして、6時に朝粥をいただきます。朝一番のこの行いが、とてもマインドフルな経験でした。ただ座り、ただ歩き、ただ食べる。この当たり前の行為を一つ一つ丁寧に行い、今この瞬間を生きていくのです。

(生飯=さば)

食事には「生飯を空じる」という面白いお作法があるんですね。食事の前に生飯(さば)を7粒ほど箸で掴み、左の手のひらの上でその生飯を空じる(円を描くように回す)のです。この作法は、自分たちの食事は自然界から有り難くいただくもので、生きとし生けるものに感謝して、自然にお返しし、それがまた自然界の栄養となる循環を作り出しているということでした。普段、当たり前のように食事をしておりますが、このように感謝の意を示しながら食事をいただくと、食事のありがたみが一層増してきます。余談ですが、ことわざの年齢や数をごまかすときに使われる「さばを読む」は、この作法が語源と言われていますね。

(沈黙の食事)

食事中は、会話はせず黙ったまま、なるべくお椀やお箸の音を立てずに静かに頂きます。分量はさほど多くはないのですが、一度箸をつけたものを残すことは許されません。もしも食べられそうになければ、食べる前にお戻しします。食事には必ずお漬物に沢庵が数切れ添えられているのですが、一切れの沢庵は食べ終わるまで残しておきます。食べ終わると「洗鉢」といって、食べ終わったお椀などの食器類にお茶を注ぎ、一切れ残しておいた沢庵で綺麗に洗って食器を片付けます。感謝の意を込めながら、食器を綺麗にし、後の食器洗いの作業が効率的にでき、よく考えられた作法だなあと思いました。

(何度拭いても構わない)

朝食後には、お寺の中をみんなで掃除します。「前の人が拭き掃除したところをもう1回拭いても構いません、2度拭けば2倍綺麗になり、3度拭けば3倍綺麗になります。」お付きのお坊さんからそのような教えを頂きました。まるで、小学校の掃除の時間に戻ったようでしたが、丁寧に掃除をすることで部屋が綺麗になっていくのに合わせて、自分の心の中も綺麗になっていくような感じがします。掃き掃除にも作法があり、1列に並んで端の人から時間差で一定方向に順番に掃いていきます。チリやホコリが次に掃く人に渡されて、最後の人のところに溜まって、掃き取っといくので、大変効率よく掃き掃除ができるのです。これまたよく考えられた作法ですよね。参加者26名で、拭いて掃いてあっという間にお寺の中が清められていきます。一通りの朝の修行?!を終えても、まだ8時ごろです。通常なら、これから、バスや電車に乗って、会社に行かれる方もいる時間帯ですよね。早起きは三文の徳と言いますが、充実した1日のスタートです。朝の瞑想と掃除で、心の中も外も浄化されていきます(^o^)

(美しきマインドフルネス)

お坊さんと一緒に時間を過ごすことで、感じたのは、目の前の行いに常に注意を払い、いかに丁寧に、いかに上手にその行為を完了するか、を心がけていらっしゃることです。結果的に、様々な所作が簡略化され、行為そのものが効率的に行われることで、純粋で優しい美しさを帯びているように感じられました。Simple & Beautiful Mindfulness、といった感じです。

(充実のリトリート)

 9時からは、訪問客が立ち入り禁止の修行道場の禅堂を見学したり、三門を登ったり、ゲストスピーカーの講話や本尊地蔵菩薩坐像の前でシンセサイザーのライブコンサートを聴いたり、東慶寺の茶室で茶道をしたりしました。また覚園寺では、一般開放されていない観音様や菩薩像を拝ませていただくことができました。体験とインプットがバランスよくプログラムされ、まさに非日常の連続です!

(静寂に聞く)

一番印象に残っているのが、2日目の夜です。20時から1時間ほど、月明かりを頼りに、覚園寺の裏庭を沈黙のまま散策しました。木造薬師如来と干支を象徴する木造十二神将像が見守る中、ただ、自分と向き合いました。虫の音、秋風、揺れる葉、漂う雲、月光。自然をありのままに感じ、呼吸と鼓動を感じ、一歩ずつ踏みしめながら歩くのは、幻想と現実の合間に自分が存在しているような、まさに非日常の感覚を覚えました。自分をリセットし、心のデトックスをすることは大切なことだと感じました。日常の忙しなさにかまけて、自分を省みる時間を持つことを忘れてしまいがちな方にとっては、自分の心の奥深くに眠っている感情や気持ちに気付く良い機会になると思います。

心身の健康のためにも、リトリートをオススメします!

(プロフィール)

神奈川県横浜市出身。世の中の人々が幸せに気付くお手伝いとして、マインドフルネスを広める活動を展開。慶應義塾大学在学中、バックパッカーでグランドキャニオン、エアーズロックの大自然を前に人間の小ささと自然の大きさを知る。卒業後、英会話スクール勤務、転職し一部上場企業のIT商社で財務部門のリーダー、関連会社の取締役、監査役に従事。人生の折り返し地点41歳の時に激務とストレスで体調を壊す。無理してまで仕事を続けることに違和感を覚え、将来に不安を感じ、真剣に自分の「心」と「体」に向き合う。ホリスティック栄養学、予防医学を学び、「心」「体」「魂」の繋がりを知り、マインドフルネスに出会う。体質改善に成功し体重を15キロ落とす。現在は、神奈川県秦野市に移住し、オーガニック野菜を栽培し、「畑を耕し、心の畑を耕す」マインドフルな生活を実践。ライフスタイルコーチ、ビジネスコーチとして個別カウンセリングやセミナーを実施。米国NTI認定栄養コンサルタント、Phytomedic認定酵素・栄養療法セラピスト、Dr. Jones公認ヘルスコンサルタント、ジュニア野菜ソムリエ。

(連絡・アクセス方法)

心の畑HP https://www.kokoronohatake.com/

心の畑FB https://www.facebook.com/心の畑-343260106075958/

(イベント情報)

■12月10日(日)ワークショプ 

親子deマインドフルネス@東横線大倉山駅

詳細ページはこちら

予防医学的 ヨガ×マインドフルネス

詳細ページはこちら

12月20日(水)ワークショプ 

親子deマインドフルネス@東横線大倉山駅

詳細ページはこちら

予防医学的 ヨガ×マインドフルネス

詳細ページはこちら

プライベートセッション(随時受付中@秦野スタジオ)

お問い合わせ  tagayasu@kokoronohatake.com

詳細はHPでご確認ください。https://www.kokoronohatake.com/classes

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