スピ経の勧め〜女性起業家が伝えるスピリチュアル経営の極意 vol.12(最終回)
誰もが自分の人生の経営者、サロンオーナーも起業家も、そうじゃない人も是非読んで欲しい、スピリチュアル経営の極意。女性起業家歴19年のVITACEグループ代表松岡紫鳳が心を込めてお伝えします。よろしくお願いします。

┃第12回 経営者であり続ける
この連載も本日、12回目が最終回となりました。最終回になって、訂正があります。実は私の起業家歴22年であることが判明。一気に3年プラス。というのも、法人化して19年でその前の個人事業主時代を入れると22年になるんですね。成人式を超えてしまってました。
そして今日のテーマも私と同じように、「経営者であり続ける」ことを取り上げていきたいと思っています。
セルフブランディングや国民総フリーランスなど、組織や企業に属するだけでなく自分自身の確立が謳われる時代に突入してきました。まさにみんなが自分の人生の経営者ですよ、というこのコラムにぴったりの時代だと感じています。職人の一家に生まれた私は、サラリーマン感覚がほとんどなくすごく幼い頃から起業することが当然のように感じていました。物心つく思春期の頃には「終身雇用は崩壊すると思う」とおませにも友人に話していました。様々な働き方が存在する多様性にも魅力を感じていますし、働き方=生き方でもあると感じていますので、より良い働き方はより良い生き方につながると信じています。
そんな中で誰もが自分自身の人生の経営者、そのような自覚を一人ひとりが持って相互に協力しあえる社会を夢見ています。女性起業家の支援をしたり、障がい者作業所の支援を細々と行なっているのも、そのような夢の実現のためです。自分のビジネスモデルを作って、「氣質診断士」という新しい職業を創造しているのも女性が100歳まで生きる時代に何歳になっても活躍できる職業を作りたいという思いからですし、また1000万円稼げる強い女性起業家を育成していくのも強い経営者、しかもシェア精神のある女性起業家が世の中に溢れてほしいという願いからです。
また氣質診断はお誕生日から行いますので、占いでしょう?とよくご質問を受けます。その時は、お誕生日で人生は決まりませんよ、でもその日に生まれる意味があり、過去たくさんの方の命を紡いで誕生した、生まれてきたって素晴らしいってことを実感してもらうためにお誕生日で鑑定しているんですよ、とお話をしています。生まれた時から、自分の人生の担当は自分だけ。もちろん幼い時には両親が、大きくなっても周囲の人の支えの中でひとは生きていくのですが、自分の人生の担当は自分だけ、この事実は変わりません。
他の人の人生を担当しようとしたり、自分の人生の経営を他に任せてしまうから、人間関係のトラブルや悩みも起きてしまうのかもしれませんし、そもそも自分の人生をより良く経営しよう、その発想がなければ自分とうまくコミュニケーションを取ることは難しいでしょうね。このコラムを読んだ方から、「自分の人生の経営者は自分、という発想が面白いなと思いました。確かにそうですよね。」と感想を頂戴しました。同じように今まではそんな発想のなかった方も是非面白い、と楽しんで自分の人生をより良く経営して欲しいと思っています。
どうやったらいいの?そんなご質問もたくさん頂戴しました。まずはここまでの11回のワークに真剣に再度挑戦してもらえると嬉しいです。読んだあなたが幸せになる、そんな様子を想像しながら考えたワークです。是非少しづつでもトライしてみてくださいね。ああ、読みましたと言って実践していない人!それが人生にも現れますよ。自己啓発本を読んだだけで分かったつもりになっていませんか?でも人生に変化は何も起きてませんよね。実践こそが全てです。後からやろうと考えている人!それも人生に現れています。すぐにやるんです。後から、後から、と後回し癖があなたの人生を妨げています。経営者には経営年度、というものが存在します。子供の頃の成績表のように、毎年毎年決算書が作られるのです。来期やります、は通用しません。あなたの人生経営も毎年、毎年きちんと成績が残るようなものにしましょう。やりかけては途中で放り投げてしまった人!レベルが低くても完成させる。「完遂癖」をつけましょう。もっとレベルが上がるよう、完成度が高くなるよう、後からやろう、こんな発想になっていませんか?やり切ること、この快感を脳に覚えさせてしまいましょう。エベレストを目指して途中で止まるより、近所の山でいいので山頂を味わう。こんな感覚でしょうか?そして徐々に山の高さを上げていけばいいんです。
それから今回のコラムでは主に右脳的なアプローチを取り上げてきました。基本はまずワクワクからですからね。ワクワクして楽しくなって笑顔になって、それが周囲に伝染していくこと。ここを目的としていました。絶対に経営者はまず右脳からアプローチ、これも覚えておいてくださいね。でも経営者であり続けるために必要なのは、次は左脳的なアプローチです。計画、実践、論理的思考そして女性が苦手意識のある数字のこと。ここを抜きには経営者として成功はあり得ません。
特に数字のこと。苦手です!そうおっしゃる方が多くて驚いてしまいます。1から10000くらいまでは数えることできますよね?足し算と引き算は?暗算じゃなくていいです、電卓使いましょう。数字といってもこれだけです。人生経営に微分積分も方程式も公式も出てきません。家計簿つけてる女性なら、むしろ男性よりも得意と言っても構いません。というか人生経営の数字は家計簿、まさにそれですから。割り算はほとんど出てきません。過去の分析などに使うくらいで。掛け算はできたらいいですけど、足しても構いませんので。どうですか、数字と仲良くなれそうですか?
実はこのコラムは今回が最終回ですが、「スピ経のススメ」ということでこの左脳的な数字のアプローチを加筆して電子書籍で出版する予定となっています。経営計画の立て方やその実践方法、論理的思考の取り入れ方や数字の扱い方など、引き寄せやスピリチュアルといった内容とは少し路線の違う、硬めな内容を加えてみなさんの人生経営がより豊かでより幸福なものであるために必要な情報を加えていく予定です。人生経営という考えに初めて触れた方はもちろん、起業家のたまごちゃん、もちろん年収1000万円を目指す女性起業家も楽しめる内容にしていくつもりです。お楽しみに。
そして私のコラムは、12月からリニューアルして再開されます。「幸せになるお財布習慣」著書のタイトルそのままで、お金に対するマインドブロックやお財布との付き合い方、左脳的な数字のアプローチなどに特化してお届けする予定です。どうぞ楽しみにお待ちくださいね。
経営は一人では出来ません。人生経営も同じです。私もこの22年間たくさんの方に支えられ助けてもらって経営者を続けてまいりました。改めて感謝の気持ちでいっぱいです。たくさんの失敗という経験を重ねても経営者を続けてこられた自分の体とメンタルにも感謝したいと思っています。皆さんも自分の人生経営、担当は自分だけですが、周りのたくさんの方と協力しながらより豊かでより幸福なものを実現してください。
先ほど数字のところで足し算と引き算しか要りませんとお話ししましたが、経営者であり続けるために意識をしてほしいことを最後にお伝えしこのコラムは終了します。ぜひ、「掛け算の人間を目指す」生き方をしてください。誰かの思いやビジョン、勇気ややる気、元気、笑顔を何倍にもできる人間、これが掛け算の人間です。相手のアイデアを何倍にもするためには、自分の人脈、お金、ものを提供しwinwinになる必要があります。同じように常に自分のリソースを提供し、相手のリソースに掛けて何倍にもできる人生経営者になってください。とりあえず提供する足し算の人間だって、まずは素敵です。でも出来たら何倍の成果を一緒に創り出したいですよね。
間違っても相手のやる気や勇気、アイデアを削ぐ、盗む、奪うマイナスの人、引き算の人にはならないようにしましょう。周りから人がいなくなりますよ。思いっきり減らしてしまう割り算の人は論外です。あなたの周囲にそんな人はいませんか?そうならないようにしましょう。
掛け算の人でいるために必要なことは、まずは笑顔。笑う門には福来たる、よく耳にしますが黄金律だと思っています。お金もかからずすぐ実践できる笑顔。このコラムをお読み頂いたあなたの周りに笑顔の花がたくさん咲きますように。人生経営が笑顔の花に満ち溢れたものでありますように。
松岡紫鳳の自己紹介ページ https://peraichi.com/landing_pages/view/shihomatsuoka
一般社団法人氣質診断士協会のホームページ http://www.vtckishitsu.com/
お金に対するマインドブロックが外れるお財布 http://roomin-r.com/saifu-shop/