~マインドフルネス〜内から湧き起こる幸福感☆OrganicHappiness♡Vol.5
みなさま、はじめまして。マインドフルネスガイドのいとうみのるです。このコラムでは、今、注目されているマインドフルネスの考え方や効果、実践法について、お伝えしていきたいと思います。マインドフルネスで、心を整え、自分を整えていくと、周囲の環境や人間関係も整っていきます。仕事や家事の生産性を高め、内から湧き起こる幸福感に満たされ、シンプルで自分らしいライフスタイルを構築していきましょう〜。どうぞよろしくお願いします。

Vol.5では、Vol.4に引き続き、幸福感に繋がるヒントについてお伝えしていきますね。
マインドフルネスは、「心を開き今この瞬間を感じることから様々な気付きを得ること」です。私たちは、昨日や明日ではなく「今この瞬間」に生きています。
(何のために)
Vol.4では、OrganicHappinessの考え方や幸せのカタチとマインドフルネスについて、お伝えしました。
「豊かさやしあわせは、
形あるものを手にすることによってのみ得られるとは限りません。
心、感情、意識、魂、命、エネルギー、愛など目に見えないものが漂うことにより、”あたたかみ”や”しあわせ”を感じることもあります。」
これは、心の美容を提案するSPIIが考える幸せのカタチです。
OrganicHappinessの考え方に近いですね。
ここで、あなたに考えていただきたいことがあります。
「あなたは、何のために働き、何のために生きているのでしょうか」
幸せや豊かさについて考えると、
このような疑問がふと心の中に湧き起こります。
この先を読み進める前に、マインドフルネス瞑想を3分ほどして、
この疑問についてあなたの内なる声に耳を傾けてみてください。
「あなたは、何のために働き、何のために生きているのでしょうか」
マインドフルネスが、この疑問に対し、
直接的、間接的に答えを用意してくれます。
豊かさや幸せの定義は人それぞれで、
働く理由や、生きる目的も様々だと思います。
多くの資産を形成し自分の物欲を満たすことが
幸せだと感じ、そのために一生懸命働く方もいるでしょう。
夢や目標に向かって生きることが
幸せだと感じる方もいるでしょう。
家族や友人との時間を大切に過ごすことが
幸せだと感じる方もいるでしょう。
人それぞれですよね。
中には、自分の心や体を顧みず、
自分が幸せだと思う形を実現するために、
様々な犠牲を払う方もいるかもしれません。
また、日々の生活に追われ、
幸せや豊かさについて考える時間もなく、理由や目的もなく、
ただ働き、ただ生きている方もいらっしゃるかもしれません。
あなたの幸せのカタチはどのようなものでしょうか。
(世界一幸せな人)
ここで、一人のフランス人をご紹介したいと思います。
彼の名は、マチウリカール。
パストゥール研究所で分子遺伝学の博士号を取得した後、
チベット仏教僧になった方です。
彼は、「世界一幸せな人」と呼ばれています。
科学者であり、仏教僧であるという異色の経歴ですね。
彼は、幸せの水準を測定する様々な科学的検査(fMRI等)を受けました。
脳は、中央に溝があり、左右に分かれ、
脳の前部、おでこの辺りを前頭前野と呼びます。
この左の前頭前野と右の前頭前野の活性度合いを測ることで、
幸せの度合いを測定することができるのです。
左の前頭前野では、喜びや熱意や活力などのポジティブな情動を感じ
右の前頭前野では、悲しみや怒りや妬みなどのネガティブな情動を感じます。左の前頭前野の活性度合いが相対的に高い人ほど
幸福感が高いと考えられます。
マチウリカールの脳をスキャンすると、
それまで積み上げてきた科学研究データでは足元にも及ばない
前代未聞の測定値が得られました。
以降、彼はマスメディアから「世界一幸せな人」と呼ばれるようになります。
https://www.ted.com/talks/matthieu_ricard_on_the_habits_of_happiness?language=ja
仏教僧の経験ということで、
現実感があまりないと感じられるかもしれません。
ここで重要なことは、
科学的にその脳のメカニズムが分かっており、
瞑想という手法を通して、
幸福感を持たらす素晴らしい心を育むことが
できることが分かっているということです。
私たちは、山にこもって、悟りを開いたり、
無の境地に至るために、マインドフルネスを実践するわけではありません。
あくまでも、忙しい日常生活を
よりシンプルにより豊かに生きて行くために実践します。
また、EQを高めることで、
ビジネスのパフォーマンスを高めることができます。
(幸せへの3ステップ)
「Organic Happiness」を感じていただくために、
私がお伝えするマインドフルネスでは、大きく3段階に分けています。
心の筋トレ(注意力)
本来の自分を取り戻す
ポジティブな人間関係
① 心の筋トレ
Vol.2とVol.3でお伝えした呼吸瞑想は、①のカテゴリーに分類されます。
ポイントは、
「注意が逸れたことに気付き、呼吸に注意を向け直す」でしたね。
注意力は、「今ここ」に繋がるマインドフルネスのベースとなります。
注意力を鍛えると幸福感に繋がる穏やかで明瞭な心を生み出します。
認知的能力(心の内と外で起こっていることが自分で分かること)が高まり、情動的能力(気持ちや考えに支配されないこと)の基礎となります。
② 本来の自分を取り戻す
①で鍛えた注意力を使うことで、
情動や心のプロセスを認識することができるようになり、
自分の思いや考え、情動的プロセスを客観的に眺められるようになります。
Vol.4でお伝えした自分で自分自身をコントロールする自己効力感を
高めて行き、本来の自分を取り戻し、自分らしく生きることができます。
③ ポジティブな人間関係
人に会うたびに「この人が幸せになりますように」という気持ちで接すると、どのような人間関係が生まれるか想像してみてください。
善意に溢れ、やさしい気持ちで人と接することで、
周囲の人たちは無意識にそれを感じ取り、
信頼が生まれ、ポジティブな人間関係が生まれていきます。
そのような習慣は自分の意思で身に付けることができるのです。
②や③の実践法は、今後コラムでご紹介していこうと思います。
「あなたは、何のために働き、何のために生きているのでしょうか」
今回は、根源的な問いかけをしました。
ぜひ、この機会に自分の人生を振り返ってみて、
想いを巡らせてみてください。
その際には、マインドフルネス瞑想で心を整えてから、取り組んでみてくださいね。
Vol.6では、マインドフルネスと脳の関係についてお伝えしようと思います。楽しみにしていてくださいね(^o^)
いとうみのる(マインドフルネスガイド/心の畑代表)
(プロフィール)
神奈川県横浜市出身。世の中の人々が幸せに気付くお手伝いとして、マインドフルネスを広める活動を展開。慶應義塾大学在学中、バックパッカーでグランドキャニオン、エアーズロックの大自然を前に人間の小ささと自然の大きさを知る。卒業後、英会話スクール勤務、転職し一部上場企業のIT商社で財務部門のリーダー、関連会社の取締役、監査役に従事。人生の折り返し地点41歳の時に激務とストレスで体調を壊す。無理してまで仕事を続けることに違和感を覚え、将来に不安を感じ、真剣に自分の「心」と「体」に向き合う。ホリスティック栄養学、予防医学を学び、「心」「体」「魂」の繋がりを知り、マインドフルネスに出会う。体質改善に成功し体重を15キロ落とす。現在は、神奈川県秦野市に移住し、オーガニック野菜を栽培し、「畑を耕し、心の畑を耕す」マインドフルな生活を実践。ライフスタイルコーチ、ビジネスコーチとして個別カウンセリングやセミナーを実施。米国NTI認定栄養コンサルタント、Phytomedic認定酵素・栄養療法セラピスト、Dr. Jones公認ヘルスコンサルタント、ジュニア野菜ソムリエ。
(連絡・アクセス方法)
心の畑HP https://www.kokoronohatake.com/
心の畑FB https://www.facebook.com/心の畑-343260106075958/
(イベント情報)
初心者向けワークショップ(東横線大倉山駅) 開催日 10/18(水)、10/29(日)
プライベートセッション(随時受付中@秦野スタジオ)
お問い合わせ tagayasu@kokoronohatake.com
詳細はHPでご確認ください。https://www.kokoronohatake.com/classes